『宰相の君は、姫君のお付き女房』のスピンオフ作品。
男が女のもとへかよって、秘め事をするのが普通、の平安時代。
それでも、いけない恋、禁断の愛、というのはあります。
主人である高貴な身分の姫ぎみが、その、いけない恋、をしてしまった。
しかもそのことで、お付き女房の木葉(このは)は、相手の男ぎみを手引きしたと、濡れ衣をきせられてしまうのです。
親友のような関係だった姫ぎみによって、罠にはめられてしまった木葉(このは)。
そのうえ、なおも姫ぎみは、木葉(このは)=外記を、罪の道連れにしようとします。
こんな仕打ちをされた木葉(このは)=外記の、密かな反逆が始まります。
彼女の反逆が成功するかどうか、ぜひ、見届けてください。