訳あり逃亡者の俺、敵国の脳筋姫を助けたらベタ惚れされてギリシャがやばい

なんだこのふざけたレビュータイトルは!?
と、思った方も居るかも知れませんが、いいえ、真面目なんです。

この作品、タイトルだけ見ると、お堅い歴史物に思われるかも知れませんが、
中身はボーイミーツガールのライトノベルでもあるんです。
というわけで私からは、ライトノベルとしての魅力、にフォーカスしてご紹介いたします。


主人公は誰にも言えない秘密を背負う逃亡者のティリオン。
ヒロインは敵国である戦闘民族スパルタのお姫様アフロディア。


ティリオンは隠さねばならない重大な秘密があり、本当なら誰とも人付き合いなどしてはいけない立場なんですが……。

お姫様を助けてしまったことで、ベタ惚れされてしまったのでさあ大変。
なんせ戦闘民族の姫ですから、あらゆる思考が脳みそ筋肉です。

恋愛だって同じです。
押して、押して、押しまくる。

引かぬ、媚びぬ、省みぬ! を地で行く姿は、もはや漢!

そうして、お姫様にワチャワチャ振り回されている間にも、ギリシャでは壮大な陰謀が迫ってきます。

やがれそれはティリオンの秘密の過去にも深く関わってきて──。


と、ティリオンとお姫様の関係を軸に楽しめつつ、
歴史物としてのロマンもしっかり味わえる贅沢な作品となっております。

でも歴史の前提知識がなくても、普通にボーイミーツガールものとして楽しめます。
とくに主人公を振り回す系のヒロインが好きな方には、オススメです。

戦闘民族スパルタ人のお姫様が、時速300kmくらいでブンブン振り回してくれますよ!

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