何を悪と定めるか

悪とは誰が決めるものか。
悪と誰かが定めたものを食らい、削り、記憶も記録も残さない。それはただ殺されるよりも残酷なことであるようにも思う。
そんな悪を食らう悪食が存在する現代日本において、記憶の残った人が存在したことがひとつのきっかけとなった。

ピリピリとした空気が、まさにこの悪食という作品であり、悪食を使う彼らなのかもしれない。
悪食とは何なのか。
悪とは何が定めるものか。
ただ誰かが決める善悪の判断に従うのか、あるいは。

ぜひとも最後まで一気に読んで欲しい。
この結末を見て欲しい。
ぜひご一読ください。

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