ネットという虚構を泳ぐ

 ネットの世界で有名になりたい少年と、とあるお姉さんの出会いの物語。虚構の現実を知らず憧れているだけの少年が、嘘で生きているお姉さんに現実を突きつけられていく。もの悲しくも、そうだよなあ、と納得せざるを得ない切なさが詰まっています。
 嘘は嘘で良いと思うんですよ、それが人を傷つけるものでなければ。……それでも、無理に暴いてお互いに傷つこうとするのは、何故なんでしょうねえ。この作品を読んでいると考えてしまいます。

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