紫煙のように儚く、麦酒のようにほろ苦い、少年の物語。

最新投稿分まで拝読させていただきました。

ませていて、少し背伸びしたくて、特別な何者かになりたい「ぼく」という主人公が、自身を宇宙人だと語るミステリアスな「彼女」と出会う事で始まる物語に興味を惹かれ、次々と読み進めたくなりました。

現実にあり得るニュースや、それに対する劇中世界の反応がアクセントになって、物語の纏う空気に独特の重みを生み出しており、そこに加えて思春期ならではの無力感、感情の動きが一層のリアルさを引き立てていて、主人公と同じ世界に生きているかのように錯覚させられます。

完結も既に見据えられているという事で、少年の物語がどのような終わりを見せるのか、楽しみにさせていただきます。

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