第4話 悪の三男

 ママママァーッチョ! ママママァーッチョ!

 ふふふふんどし! ふふふふんどし!

 ふんどしマッチョがスパァァーークゥ!

 無敵、無敵、無敵ふんどしスパァァーークゥ!


 俺たち! 悪の秘密結社きんにくぅふんどしだーーーん!



 長男のエツ(10歳)、次男のロク(8歳)、三男のミツ(5歳)は今日も仲良し。


「なぁ、エツの兄者」


「どうした? ミツ」


「このテーマソング飽きた」


「おま、お前! 作詞するのに作者が1時間も悩んだんだぞ!」


 エツが目を丸くして答えれば、ロクも続きます。


「それに鍵盤ハーモニカをどんだけ練習したと思ってるんだ! 溜まったツバとか沢山捨てたんだぞ! おま、おま、お前! ……だがよう、エツの兄貴」


「今度はロクか。どうした?」


「こんな悪いことを言うなんざあ、流石は俺たちの弟だ。俺は誇りに思うぜ」


「……だな」


「お前ら。浸ってるところ悪いが、俺は兄者たちと血が繋がってないんだぜ」


「ミッツーー!?」


 長男のエツ(10歳)、次男のロク(8歳)、三男のミツ(5歳)は今日も仲良し。




筋肉ふんどし団のテーマ リコーダーバージョン 穴を半分開けるのが難しいやつ


 ママママァーッチョ! ママママァーッチョ!

 ふふふふんどし! ふふふふんどし!

 ふんどしマッチョがスパァァーークゥ!

 無敵、無敵、無敵ふんどしスパァァーークゥ!


 俺たち! 悪の秘密結社きんにくぅふんどしだーーーん!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る