概要
怪談噺『牡丹灯籠』には、続きがあった。
七月。出淵次郎は亡き妻の新盆で、娘親子を出迎えた。目に入れても痛くない四歳の孫娘を抱っこしながらテレビを見ると、お昼の怪奇・心霊特集番組が始まった。コーナーが怪談噺「牡丹灯籠」を映し出し、次郎は自身の過去を思い出す。四十四年前の送り盆の日、婚約者の飯島露江が殺されたことを……。牡丹灯籠はまだ完結していなかった。未だ晴れない怨念が宿り続けていたのだ――。【カクヨム公式自主企画】怪談・都市伝説・昔話の二次創作大募集!!~日本の「語り継がれるふしぎ」を書き換えよう~参加作品。約6,000字、カクヨム初投稿作品。元ネタは『牡丹灯籠』+『偽の警官』+『実話』。
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