確かな土台と、そこに積み上げられる豊かなストーリー

『02.きのう、なにしてた?』まで読み終わった時点でのレビューとなります。
主人公の少女リツと、護衛騎士タルワールの関係性が、なんというか……かなり雰囲気が良くてですね……!
某錬金術ゲームのシリーズ初期作をプレイしていた時、駆け出しのころに手頃な値段で雇える冒険者を護衛として、ちょっと遠出して材料採集に向かっていたのを幻視しまして。
たぶん、あの時、ゲーム内でもこういう雰囲気があったのかなぁ、と妄想していたのを思い出しました。良い関係性でした……。
そしてもう一つ、経済や政治のお話に関しても設定がしっかりしており、私が読んだ時点ではそれほど深く突っ込みはしないものの、なんか色々裏で手回しとかあったんだろうな、ということが窺えたりしております。
基本的な所は現実の歴史を土台とし、そこに積み上げる物語の足場をしっかりと組み上げるため、ストーリーに説得力が強く付与されているようでした。
私が読み終わったのはまだまだ序盤ですから、これからどうなるのか楽しみに読み進めたいと思います。

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