オカルト好きヒロインに美少女に変化するカラス、狙いは……僕⁉️

 伸びた前髪に黒縁眼鏡。主人公の拓磨は小柄で目立たない一高校生——のはずなのですが、少し変わった噂のある美少女クラスメートの加賀美と、ちょっとしたアクシデントで距離が近づいたその日から、彼の周囲では奇妙なことが起き始めます。

 しゃべるカラスに、ふとした拍子に浮かび上がる白とも黒ともつかない妖しい靄。追いかけるように迫ってくる謎の声に、ついには意識を失ってしまった拓磨を救ったのは怪しいアンティークショップの店主だった。彼が語るその靄の秘密とは——。

 互いが互いを知らず、偶然に出会いながらも、実はその運命は複雑に絡み合っていたことが少しず明らかになっていきます。そして、大きな可能性を秘めた鏡姫と神粒を巡る攻防は、やがて国家を揺るがすような大きな陰謀へ。

 時には醜悪なほどに自らのために力を願う人もいれば、誰かを守るために願う人もいる。果たして神粒と鏡姫の力を得るのはどちらなのか。

 甘酸っぱい恋の行方や、執着心、そして今どきなVRゲームを活かした異能バトルもワクワクの一作。

 十五万字程度と読みやすい長さなのでずずいとこの世界に浸っての一気読みがおすすめです!

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