明るすぎる世界で起きた絶望的な出来事

『螢ア』
太陽が空を橙色に染める夕刻はとても明るい。だから、化け物の姿も鮮明に見えるだろう。
真っ赤な街並みで出会ったソレにこちらまで背筋が凍ります。

『蠑』
心理描写が巧みです。
!のマークを多用するのではなく、作者の力量を感じました。
「さっきまでの奴と違う」ここに絶望しました。

『蜿』
「そっと一歩踏み出した瞬間、」からの描写が生々しくて……。それなのに読むスピードが止まりません。
赤い世界でひとりぼっち。絶望的な状況だけど逃げきろうとする主人公。

『豁サ』
これで終わり?
あの、ラストってつまり……



赤い世界を必死に走り回る主人公が印象的で、どこかセンチメンタルを感じました。
面白かったです。

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