干支乱勢～えとらんぜ！～

作者様の情熱をヒシヒシと感じる作品。プロレスや格闘技が好きなら刺さると思います。個人的にめちゃめちゃ好きな設定がいっぱいでおすすめです。

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（507文字）

転生にプロレスにTSにケモノ！
もりもりの設定がある作品です！

格闘技へのこだわりが強く、序盤で作者様の情熱がものすごく伝わってくる！

専門用語も多々出てきますが、都度説明があるのでプロレスに興味のない方でもしっかりと楽しめると思います！

格闘技好きの方にはすごくおすすめです！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（124文字）

タフやバキが好きならぜひこの作品を勧めたいです。
リング上の血と汗の臭い、テンションを高める演出、読みやすい文体どれもが高水準で、格闘技の知識も深く、重すぎるものではありませんが読後に確かな満足感があります。
十二支をモチーフにしたキャラクター達もイメージしやすく、「格闘技」を少しかじってみたい、という方にも一見の価値がある作品と言えます。
漢気とパワーを感じられ、作者様の好きなもの全部乗せでありながらまとまりのある良作です。

しっかり解説を挟みつつ、サクサク進むので勢いで読めてしまう。
丁寧な文章での描写、作者の知識が光る構成だなと感じた。
干支を題材にしている以上、12人＋αのキャラクターが一気に出てきて分かりずらいかと思いきや、干支の名前を付けてくれているのですんなり頭に入ってくれた。

それだけに、せっかくの丁寧な文章の改行が少なく読み難くなってしまっているのが勿体ない。
あとは個人の好みかもしれないけれど、もう1つ。
この文章ならば擬音や鳴き声は文字にしない方が纏まるような気がする。

グダらずに纏まっていると思えるし、先の展開も予想しやすい故にすっきりしている。
しかも動物的なキャラクター達なので、ケモ…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（317文字）

プロレスを物語の味付けとして使う作品は珍しくない。
大抵の場合、それはコメディやバトルのやられ役としての採用だ。

しかし、この作品は正面からプロレスを描こうとしている！
「強いプロレス」をしっかり描いた作品を読みたい方におすすめの一作である。