しっかり解説を挟みつつ、サクサク進むので勢いで読めてしまう。
丁寧な文章での描写、作者の知識が光る構成だなと感じた。
干支を題材にしている以上、12人+αのキャラクターが一気に出てきて分かりずらいかと思いきや、干支の名前を付けてくれているのですんなり頭に入ってくれた。
それだけに、せっかくの丁寧な文章の改行が少なく読み難くなってしまっているのが勿体ない。
あとは個人の好みかもしれないけれど、もう1つ。
この文章ならば擬音や鳴き声は文字にしない方が纏まるような気がする。
グダらずに纏まっていると思えるし、先の展開も予想しやすい故にすっきりしている。
しかも動物的なキャラクター達なので、ケモナーとしては漫画等で見れたらと強く思える作品。