沖浦数葉のお伽語り　―浦島太郎のウラ話―

「浦島太郎って知ってる？」
　ある日の放課後、高校一年の「俺」は、同じ部の女子、沖浦数葉に唐突にそんな事を聞かれる。
　浦島太郎を巡る、めんどくさい少年少女のめんどくさい会話劇。

注：
　この物語は、2022年4月に完結した拙作、『沖浦数葉の創作メモ　―浦島太郎のウラ話―』をもとに改変、短編化したものです。

　カクヨムの公式自主企画、「怪談・都市伝説・昔話の二次創作大募集」に参加のため、約二万四千字の中編であった同作を短編（六千字弱）にまとめ直し、別途再投稿しました。
　二人の設定や話を削りましたが、大筋は変わっていません。

　また、童謡『浦島太郎』の歌詞を一部引用していますが、すでに著作権切れであることを確認しています。