きっと呪いではない

 物語が現実になってしまう呪いの本。それを手にしてしまった雪菜と、本の標的にされた夏海。けれど、最後まで読んで思ったのは、本は呪いのものであっても雪菜が手にしたのはそうではなかったのではないか、という邪推。
 現実を変えようとする意志が起こした奇跡。勝手な感想ですが、そんな風に思えました。

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