筆頭婚約者令嬢は、王妃の座を譲りたい！

公爵令嬢のメルディアナは家柄・血筋・財力・容姿・教養、どれをとっても完璧なことから“非の打ちどころのない令嬢”と呼ばれている。そんな彼女の幼馴染は王太子のロイスで、仲が良いことから筆頭婚約者扱いされ、二人が婚約するのも時間の問題と囁かれていた。

「だぁれが筆頭婚約者令嬢よ。王妃なんてこっちからお断りよ！！」

しかし、当の本人は祖父のような騎士になるのが夢で王妃なんて大反対！
そんなある日、ロイスから好きな人が出来たと報告される。自分の夢のため、幼馴染の初恋を叶えるためにロイスの恋を協力することに。
だがあれやこれやと二人を近づけようとしても進展しないし、メルディアナを揶揄う生徒が現れ……？

※残酷描写のタグを入れてますが2章で少し出ます。