7話 依頼を受ける
よろず仕事斡旋所の受付嬢の話によれば、魔法を使える者は少数で上級は貴重な存在らしい。
清音は壁に貼られた紙を見始める、そして1枚の紙を取ると受付へ持ってゆく。
彼女は依頼請負の手続きをする。
よろず仕事斡旋所を出ると俺は清音に聞く
「どんな依頼を受けた。」
「村に一つ目が出るそうよ。」
「数が多いの。」
「10匹位と書いてあるから30はいる
わね。」
「手ごわそうだな。」
「つなならすぐに物足らなくなるわよ。」
「練習相手なの。」
「そうよ。」
清音は素人の俺にどんな期待を抱いているのだろうか。
昼食を屋台で食べると午後は旅に必要なものを揃える。
俺の物が中心になる、後は携帯食料だ。
その後は夕方まで人気のない所で木の棒を使って清音と剣の練習をする。
屋台で夕食を食べ、宿の馬屋に泊まる。
屋台で食事をするのは、
翌朝、朝食を食べると町を出る。
俺は清音と2人でのんびり歩く。
清音は魔法剣士に会ったことがあるらしく説明をしてくれる
「刀に力を乗せて相手を切ったり」
「力で刀身を伸ばしたり」
「刀に乗せた力を飛ばしたり」
できるらしい。
俺は試しに刀を抜いて、丹田に力を籠め、その力を刀に集中させる。
刀は光出す、俺は林に向かって刀を振り抜く。
光は三日月の形になって林の中を進む、そして20メートル位飛んで消える。
光の通った後は木かすべて切れている。
清音はあっけにとられている。
俺もびっくりしている。
しかし、問題もある丹田に力を籠める時間がかかることだ。
直接、刀に力を集中させる練習が必要だ。
夕方になると寝る場所を決め、俺と清音は剣の練習をする。
そして木の周りに陣を張り、木の上で眠る。
夜、化け物は来なかった。
朝から俺と清音は歩く。
途中、川に出る。
清音は水浴びをしたいと上流へ歩き出す。
そして、水浴びによさそうなところを見つけると
清音は仮面を外し着物を脱ぎ全裸になる。
俺は2度目だから驚かない。
俺も全裸になって一緒に水浴びをする。
彼女は金髪碧眼に白い肌の美少女である。
やはり、天国である、心が癒される。
川を渡り、夕方になると寝る場所を決めて、俺は清音に剣術を教わる。
木の周りに陣を張ると木の上で眠る。
夜中、一つ目が10匹通りかかる、突然、清音が木から飛び降り、一つ目を2匹切り殺す。
俺も飛び降り、刀で1匹切り殺す。
俺は丹田に力を籠め刀に力を乗せる。
俺の刀は光出す。
その間に清音は一つ目を2匹切り殺している。
俺は刀身を伸ばすイメージで刀を振る、刀身が伸び、俺に向かってきた一つ目が3匹横一閃される。
残る2匹は清音が切り殺す。
一つ目は俺が4匹。清音が6匹仕留める。
俺は何とかなりそうな気がする。
そして翌日の昼前、目的の村に着く。
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