11話 一つ目の夜襲
俺は丹田に力を籠め、その力を刀に乗せる。
俺の刀は白く光りだす。
黒い影が集まってくる。
俺は向かってくる黒い影を上段から切り伏せる。
清音は影の攻撃をかわしざま横なぎに切る。
俺は刀身を伸ばし影の集団を横一閃にする。
残った影は逃げ去っていく。
清音は俺に
「追わない方がいい。」
と言う。
ようやく、村人が気づき外に出てくる。
俺は村人に
「一つ目を撃退しました。」
と説明する。
俺たちの足元には8匹の一つ目の死体が転がっている。
村長が村人を代表して礼を言う
「魔法剣士様ありがとうございます。」
「気づいたのは清音です。」
「清音さんもありがとうございます。」
村長は清音にも礼を言う。
清音のおかげで村に損害を出さずに済んだのだ。
村長の素直な気持ちだろう。
しかし、村の男衆の中から異論が出る
「村長、忌み人に礼を言う必要はねえ。」
「黙れ、魔法剣士様と清音さんが村を
救ってくれるんだぞ、感謝せえ。」
男衆は黙る。
俺は清音を見ると着物がはだけて胸元が開いている。
「はだけているよ。」
俺は小声で清音に言う。
清音は慌てて服を直す。
そして、朝まで寝ることにする。
俺は清音のはだけた胸元を思い出し、なかなか寝付けなかった。
清音の裸は見ているが、見えそうで見えないのは刺激的なのである。
朝になると、俺と清音は朝食を食べ、東の山へ向かう。
村長は俺たちに昼の弁当を持たせてくれる。
山の中には、けもの道をたどって入る。
さっそく、一つ目が1匹で歩いているのを見つける。
俺は丹田に力を込めて柏手を打つ。
一つ目は血を吐いて倒れる。
さらに進むと木の上から一つ目が襲ってくる。
清音が刀を抜きざま切り殺す。
一つ目は
「ぎやああぁ」
と叫び声を上げる。
俺は刀を抜き、丹田に力を籠め、刀に力を集中する。
前と後ろから3匹ずつ一つ目が走ってくる。
清音は前に走り先頭の一つ目を袈裟切りにする。
2匹目の一つ目が清音に右腕の突きを出すが、彼女はかわしすれ違いざま横一閃する。
3匹目が飛び上がり向かってくる、清音は姿勢を低くして上段に刀を振り抜く。
3匹目の一つ目は真っ二つになる。
俺は後ろの一つ目に向かう。
俺は刀身を力で伸ばし横なぎにする。
2匹の一つ目が切られて倒れる。
残る1匹が向かってくる。
一つ目は右手を突き出し攻撃してくる。
手には長い鋭い爪が生えており、突かれれば、ただでは済まない。
俺は一つ目の腕を切り落とし首をはねる。
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