概要
このネコ型ロボット、僕の知っているのと違うのですが
ある日、帰宅した彼を待ち受けていたのは自称未来から来たネコ型ロボット【青猫】だった。青猫は、君の願いを叶えるために未来からやって来たと主張するが……
青年と青猫は次第に距離を縮め、何気ない日常をいつしか楽しんでいた。
しかし青猫には、自らも忘れていた本当の目的があった。それを思い出した彼女のとった行動、そして彼の選んだ道とは?
ほんの半年の永遠、その先は存在するのか
青年と青猫は次第に距離を縮め、何気ない日常をいつしか楽しんでいた。
しかし青猫には、自らも忘れていた本当の目的があった。それを思い出した彼女のとった行動、そして彼の選んだ道とは?
ほんの半年の永遠、その先は存在するのか
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!無限に願いを叶える青猫、それが終わる時。とても切ない物語。一読して。
無限の彼方の僕へ
暗く澱んでのしかかっていた世の中が、
こんなにも光に満ち溢れ、アスファルトが熱い。
僕は知っていた、悪態をつく可愛らしさを。
僕は知っていた、笑顔の可愛らしさを。
僕は知っていた、想いの優しさを。
青々と茂る草に木々、恋を終え、愛を終え、
青い空を見上げじっとしている蝉の様。
僕は知っていたんだ、愛おしい想いを。
僕は願った、ずっと一緒にいたい。
僕は身勝手、独り善がり。
僕は閉じ込めた、儚い幸せの中に。
僕は閉じ込めた、繰り返される悲しみ中に。
何十回目かの僕、青猫は微笑んでいるかい。
何百回目かの僕、青猫は悲しんでいないか。
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