恋愛衛星

「もしも」
SF作品の多くは、この「もしも」をアイデアの出発点にしている。もしも、宇宙人が攻めてきたら。もしも、時間旅行ができたら。もしも、世界に自分一人だけとなったら。もしも、もしも……。
ここに一組の男女がいる。彼と彼女は、たまたま同じ街に暮らすというだけで、お互いに面識はない。読者と、近所の誰か適当な知らない異性と考えてもらって差し支えない。たぶん山ほどいるよね。
もしも、そんな二人を、ばれないようにこっそりと、いつの間にかみたいに恋仲にしないといけないとしたら……。
それがこの作品の出発点の「もしも」。

SF×ラブコメで、あんまり頭と気を使わずに、手触りの柔らかい作品にしていきたいです。
文体とかさ、あんま気にしなくてもいいんじゃない？

わたしが「こんなのが読みたい」って思った、自給自足的な物語。