概要
共和国を襲う飢饉。なんとかしろって?! 私が?
シャーナは共和国で書物を編纂をしています。共和国フリンザ領は未曽有の飢饉にみまわれています。この状況を打開するため、領主はシャーナに白羽の矢を立てます。本を読み編纂したいけど食べるのも諦めたくはないんです。だけどなんだか精霊と一緒に食べ物を採ったり作ったりしちゃいます。今日も美味しいものを食べるぞお!!
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!ご飯がおいしそうな物語に、ハズレなどあろう筈がないのです
お話の概略はタイトルでおおむね語られているそのまま。
ひょんなことから植物を育てる力を持つ精霊アンドリューを喚び出した本読みの変わり者シャーナが、飢饉に喘ぐ村々を渡り歩いて食糧問題を解決しながら、折に触れておいしいものを食べるおはなしです。
読んでいて理解に詰まるところもなくするするっと読んでいける軽妙な書きくちで、タイトルに偽りなくお気楽に楽しめます。
物語の肝となっているのは、やはりというべきか料理と食事のシーンで、とにかく「おいしそう」なのがいいところ。食材を調理してる段階からしておいしそう。
なんとなくですが、味や香りを想像できるように錯覚できるところがいいのです。味覚と嗅覚に対…続きを読む