概要
第二図書室でかかるのは逆シンデレラの魔法で……!?
特別棟二階、第二図書室は今日も今日とて私がいなければ開かない。
私立中学に進学した少女は、入学してから話した人の数よりも、読んだ本の数のほうがずっと多い、寂しい青春を送っていた。
そんな少女にとって第二図書室は、人の来ない、一人だけの秘密の場所だった。
1週間後、ある一人の男子生徒が来るまでは―――。
※ネタバレ注意
新出玲奈《しんでれな》、主人公、シンデレナ。
私立中学に入学して1カ月が経つが、話したクラスメイトの数より読破した本の数の方が多い、本がお友達の残念少女。教室から逃げるように第二図書室の司書(図書委員)に就任する。
なぜか毎日昼休みに第二図書室に来るもも君に好意を寄せているが、図書委員として対応するのが限界。
自分のフルネームと響きが似ているという理由か
私立中学に進学した少女は、入学してから話した人の数よりも、読んだ本の数のほうがずっと多い、寂しい青春を送っていた。
そんな少女にとって第二図書室は、人の来ない、一人だけの秘密の場所だった。
1週間後、ある一人の男子生徒が来るまでは―――。
※ネタバレ注意
新出玲奈《しんでれな》、主人公、シンデレナ。
私立中学に入学して1カ月が経つが、話したクラスメイトの数より読破した本の数の方が多い、本がお友達の残念少女。教室から逃げるように第二図書室の司書(図書委員)に就任する。
なぜか毎日昼休みに第二図書室に来るもも君に好意を寄せているが、図書委員として対応するのが限界。
自分のフルネームと響きが似ているという理由か
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!企画入賞レビュー「筆致の高さとセンスの良さがスゴイ」
読んでいる最中に間違いなく入賞だと確信できる並々ならぬセンス、脱帽です。
タイトルからも分かるように童話の「シンデレラ」をオマージュとした物語になっているのですが、さりげなく鍵にガラスの靴のストラップをつけたり、その鍵を落とすことで話が進展したりと、設定の再現度が非常に高いんですよね。
こういった話は大抵、表面的な要素を真似るばかりで原点とは似ても似つかぬ話になってしまうのがアリガチなんですけれど、そういった作品とは対照的な完成度です。
設定の細かい所まで深く練られているのを感じるだけでなく、文章もコミカルでさり気無いジョークを随所に挟んできたり、思わずニンマリしてしまうような青春の葛藤が…続きを読む