Twitterで流れてきて、後宮ではない中華ものは珍しいな~と思って読み始めましたが、作者の方の知識量と情熱には圧倒されます。一人の男の生き様を描いた大河ドラマのような作風なので、お時間のある時に是非。きっと推しが見つかるはずです。冒頭BL描写がありますが、必要あってのことなので普段読まない私でもそんなに違和感なく読めました。
春秋時代を舞台にした歴史小説です。その文体はとても緻密で、人々の心理や風習がよく描かれています。キャラが策謀をめぐらすシーンが特に面白いです。……が、これはBLでもあるわけで。作者様は…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(697文字)
実はこの「晋」という国、馴染みのないように見えて、(おもに)宮城谷昌光氏によって、いろんな人物を中心に据えて小説化されている。『重耳』『孟夏の太陽(趙盾含む趙家)』『沙中の回廊(士会)』私は宮…続きを読む
10話まで拝読したレビューになります。紀元前630年頃の古代中国史を舞台に繰り広げられる人間ドラマが魅力的な本作。主人公は晋国の君主である重耳と敵対し死没した郤氏の息子、郤缺。蹂躙を逃れるた…続きを読む
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