Twitterで流れてきて、後宮ではない中華ものは珍しいな~と思って読み始めましたが、作者の方の知識量と情熱には圧倒されます。一人の男の生き様を描いた大河ドラマのような作風なので、お時間のある時に是非。きっと推しが見つかるはずです。冒頭BL描写がありますが、必要あってのことなので普段読まない私でもそんなに違和感なく読めました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(697文字)
実はこの「晋」という国、馴染みのないように見えて、(おもに)宮城谷昌光氏によって、いろんな人物を中心に据えて小説化されている。『重耳』『孟夏の太陽(趙盾含む趙家)』『沙中の回廊(士会)』私は宮…続きを読む
春秋戦国時代……なんだかんだで「キングダム」に続くんですよね? ていどの知識で読み始めた者です。難しいかも……腰を据えて掛からねば、と思っていたのですが、読み始めたら先が気になって仕方なくて次から…続きを読む
晋の文公がらみとなれば、狐偃など亡命に付き従った者たちにどうしても視線が向いてしまいますが。そこで郤缺とは。そこに欒枝も絡み、「文公の寵臣ではない側」の視点で描かれるところが面白い。
もっと見る