▶ play now 音楽が存在しない異世界に、歌とギターを響かせろ!

主人公・キングこと萩原旭鳴は、歌とギターで生きてきた25歳。そんな彼が突然異世界に飛ばされる。
そこは音楽が存在しない世界。キングは仲良くなったモルット族のリッチーの前で弾き語りをする。

最新「note.17 MUSIC&PEACE!」まで読みました。
音楽は、世界すらも超える――そんなことを感じた一作です。
異世界人とのセッションシーンから突然始まるストーリーですが、この冒頭でぐっと心を掴まれます。
異世界ものではありますが、音楽を軸にした青春小説。
キングが歌うシーンはどれも文面からメロディーとリズムが聞こえてくるようで、読んでいる私の腹にもビートが伝わりました。

音楽に生きる主人公が、音楽が禁忌のような扱いの世界に飛ばされてしまうというのは実に面白い設定。
キングと仲良くなるリッチーがとにかくいいキャラで、彼を助けたいと思うキングに自然と感情移入できます。

魔物も出る中、キングや彼と手を組むことになったエールが今後どういう活躍をしていくのか、とても楽しみです。
音楽のない世界で、エールは何故ドラムを叩こうと思ったのか。当面の敵と思われるキーロイのことも気になりますね!

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