一章まで拝読しました。
冒頭、ヴォイニッチ手稿。この手稿が解読不能なことはあまりにも有名ですよね。
そのヴォイニッチ手稿が解読され、予言書として示された世界観がなんとも独創的。
私たちが生きる現代からすれば、近未来技術である仮想空間で暮らしていた人々。その近未来的時代が崩壊し、さらに時代が後退する…そんな冒頭はこの作品の世界に一気に引き込まれます。
そんな時代が崩壊した世界に生きる、少女、望。彼女の目的は一体何なのか。
これから読み進めていく中で明かされるのが楽しみです。
そして、何より失われた文明の遺物を求めて魔物が巣食う遺跡に潜る、ダイバー。
そのダイバーの中でも最強と言われる人物『不可視』。
彼は一体何者なのか、彼と少女の交流の中で生まれる感情はあるのだろうか…。そんな、先々の展開が気になる物語です。
最新『第33話 テクニカルフレイム』まで拝読。
ディストピアと化した未来の世界が舞台。僅かに生き残った人々はミュートリアンという魔物の襲撃に備えつつ、要塞状のコロニーで暮らす。
そんな中、とあるコロニーに望という美少女がやってくる。望は世界を救うかもしれないアイテムを捜していた。
魔物の巣窟となっている遺跡にあるというそのアイテムを得るためには遺跡潜りを生業とするダイバーの力が不可欠。
そのダイバーの中で最も強いとされているのが、不可視ことネベルという男で――
拝読したところまでの白眉は、何といってもバトルシーンの迫力。
特に第22話からのレッドドラゴンとの一戦は、武器が使用可になるまで一定の時間苦戦を強いられるという形で、読んでいて思わず手に汗握る展開でした!
また、ヒーローのネベルが強くて硬派でいい!
素直なキャラの望ちゃんと今後はもっと仲よくなるのか楽しみです。
さらに、ピクシーちゃんはハードなストーリーの中の癒し。
キャラたちがそれぞれ立っていてとてもいいと思いました。