メダカとお父さん

おそらく人称のリアリティを担保するためにあえて不親切に書かれていて、とても難解ではある。

ただ、モチーフ、書き口ともに天才性をひしひしと感じる。第一話の驚きといいメダカのメタファといい、お父さんに対する観念といい、感性が瑞々しくて繊細だ。
同じ作者の別作品も読みたくなる小篇だった。

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