概要
特別なことなんて何もない。恋は自分で切り開くものなのだから
学校の聖女様が実は昔から俺のことが好きだった……
隣の家の女の子がなぜか俺にだけ優しく世話を焼いてくれる……
……なんて夢物語はない! 俺にそんな主人公補正はない!
だったらどうする? 諦めるのか? 相手から好きになってくれるのをただ黙って待つのか?
……いや違う!!!! 積極的に攻めるしかない!!!!
◆
「あまりにも笹森さんの私服姿が可愛くて……」
俺が項垂れるようにそう言うと、笹森さんはうつむき気味にもじもじし出した。
「……ありがとうございます。べ、別に先輩に見せるためにコーディネートしたわけじゃないですからね……」
俺の言葉に、いちいちたじろぐ後輩の姿は、どうしようもなく愛おしい。そんな後輩と出会ったことで変化していく俺の高校生活が、始まる
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?