おいしいものを食べると心の距離も縮まります。一人と一匹(?)

いわくありげな主人公、達月と、いわくありげな一匹のハムスターの短編小説集。
達月の作る料理は本格的でどれも美味しそうです。
きっとそのまま食べても絶対に。
けれど彼は、人語を話すハムスター(実は秘密有り)が喜んで食べる所を見たいがために、一生懸命料理を作ります。
誰かを喜ばせるために作る料理、美味しくないはずがない。
食卓を囲む距離がどんどん近くなっていくのも、心の距離が狭まってきたのかな。
続きが楽しみな作品です。

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