圧倒される盛り、だけど心配ご無用

読了しての感想。すんなり食べ切れたな、と。

登場人物はそれほど多くなく、二人（？）の絡みを中心に物語は進みます。

この二人、過積載も甚だしいほど属性てんこ盛りです。

片や金髪ヤンキー、メシウマ、記憶喪失、関西弁、バイトの勤労青年。片や人間だと言い張り人語を話すハムスター、メガネ、ハゲ、おっさん、そして無敵（なお毛根は無敵でなかった模様）。

意味がわかりません（褒め言葉）。さらにそれぞれ、物語の進行に重要な秘密を抱えていますがそれは置いて。

終わってみれば盛りに盛った属性きっちり使い切っていながら、手頃なサイズで物語は完結していました。お見事。

飯テロは他のレビュアーさん仰る通り、笑わせてくれたり、ちょっとしんみりしたり不穏だったり。

楽しませて頂きました。