概要
小さな絵描きと、戦争の物語
フェリコ・ラーキーは、絵を描いて生計を立てる貧しい少年。彼の母国はいま、隣国と戦争状態にあった。生きるため、守るべき者のため、彼はどう戦争と関わっていくのか――
※この作品は、小説家になろうにも掲載しています。
※この作品は、小説家になろうにも掲載しています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!誰が為に、その絵筆を振るうのか。
貧しくも心優しい絵描きの主人公には、妹がいた。妹は兄の優しい絵が大好きだった。しかし、貧困故に日々の食べる物にも事欠く始末。
そんな中、兄に軍関係者が仕事の話を持ち掛ける。この国の兵士の戦意高揚のための絵を描いてくれれば、高値で買い取ってくれる。この話に、主人公は飛びついた。これで、妹にひもじい想いをさせずに済む。その一心だった。
しかし、この事が兄妹の間に問題を産んだ。妹は兄の描く絵が変わってしまったことに、泣きながら悲しんだ。そして……。
果たして、兄妹の運命は?
これは一人の戦争画家が、平和を願うキャンパスに出会うまでの物語。
絵を描くことで、平和とは何か、戦争とは何…続きを読む