嘘で塗り固めた青春時代。でも確かにそこには、儚い時間が流れていた。わずかな文字に込められた痛いほどの感受性を読み解いて欲しい。おすすめです。
真野てん(まのてん)ともうします。 いろいろ書いてます^^ 仲良くしてください。
主人公の『僕』は、空き教室の机に落書きを見つけます。それは傷痕と呼ぶべき、悲しい言葉。『僕』は答える。その悲しみを包み込むように。落書きの主は『僕』について尋ね、『僕』は『彼女』のことを聞く。…続きを読む
胸がギュウと切なくなる、そして読み終わった時に一気に呼吸を取り戻すような解放感。そんな読後感を得たいなら、読むべき小説だと思います。
たとえ嘘ばかりでも、二人は言葉を通して出会っていたのだと。甘酸っぱさが素敵でした。
始まりはある昼休みの事。 人に酔って、迷子のように歩く主人公が導かれるように入ったのはひとつの空き教室。 彼はその机に傷痕のように残された一文を見つけてしまう。そこから始まったのは、奇妙な交換…続きを読む
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