概要
いとしのあなたは、いつも私の斜め後ろにいる。
将棋が得意な白香(しろか)の想い人は、いつも彼女の斜め後ろで保護者面をしている。
今日はこども将棋大会。今日も想い人はお弁当を作って、彼女の斜め後ろをついてくる。
(「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」にてカクヨム賞を頂きました)
(当作品は現在、エブリスタでも公開しています)
今日はこども将棋大会。今日も想い人はお弁当を作って、彼女の斜め後ろをついてくる。
(「料理研究家リュウジ×角川食堂×カクヨム グルメ小説コンテスト」にてカクヨム賞を頂きました)
(当作品は現在、エブリスタでも公開しています)
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!『森林限界』に胃袋と心と琴線が、ご馳走様と喜んだ。
斜め後ろに位置する相手と自分の相関関係を考えた時、やはり、作中で語られるように「保護者」ポジションなのだと思います。
普通、保護者のポジションは隣かもしれませんが、庇護対象に自我が芽生えると、隣は邪魔になるのですね。
行動も抑制しない。
視界も遮らない。
庇護対象の主体性と自立性を認めた保護者は、斜め後ろに相対位置を変えるのです。
手も触れず、視界にも届かず、でもいつでも届く距離。
その位置関係は斜め後ろにいる人にしか維持できない。
将棋の駒に与えられた役割を順守するように。
さて、グルメコンテストへの応募作品なのですから、もちろん胃袋で読むつもりでいたのに、なんだか琴線の辺りに引っか…続きを読む