そんじょそこらにはない。魔法少女の剣戟。

凄まじい。魅入られる物語。
山のような設定を資料を完璧に脳みそにつめこんだうえになりたつ世界

《ケモノ》

カタチも目に浮かぶ、羽織ひらめかせキレイで細い脚に膂力こめ
かたなに魔法まきつける少女の向こうに、吠える聲も聞こえる。
それに対するのは

《マホウ》

刃渡りまでも思考する少女のくりだす、技の名から放たれる。
想像を超えて視界にあふれるバトルシーン
剣技に暗殺剣から拵え直した一撃など考え尽くされた根底があり、のめり込む。

というのに、駄菓子屋さんでしゃりしゃりしゃりと並んでアイスを食べる
爽やかな女子同士の可憐な距離感もある世界だからこそ余計に

“国家防衛魔法契約少女”──通称、魔法少女
ハマります。

※「あぁ。死ぬつもりはない。けれど、死にたくはない。──な、簡単だろ?」
なんという、少女の涼やかな覚悟。