前の席の女子がヤンデレなのかもしれない

　ある日突然、謙斗（けんと）はクラス1の美少女・桃道優彩凪（ももじ　ゆいな）から弁当をもらう。
　それをきっかけに、謙斗との距離をぐいぐい詰める優彩凪。
　ただし、付き合っていないのに謙斗に尽くすだけではなく、謙斗と話した女子のクラスメイト、盛武（もぶ）を挙動不審にさせることを考えると、謙斗に向けられる優彩凪の愛はどうやら「ヤンデレ」のようで──。
　優しい世界で尽してくれる美少女と過ごす7月が、始まる！

＊執筆のうらばなし＊
僕「ヤンデレについて考えるほどにわけがわからんな、ヤンデレ奥深すぎる」
僕「せや！　書いて自分の脳内にあるヤンデレを具現化するんや！」
本作のヤンデレは
"①特定の誰かを愛している、他は（時に自分自身さえ）どうでもいい
②愛している特定の人のためになんでもする「護っ…続きを読む