少年漫画らしいファンタジー世界にどっぷり浸りたい人に間違いなくおすすめできる作品です!
砂漠の国を舞台にした世界観で、滅びた種族「水の蜂」を求めて旅をする三人の物語です。まず特筆すべきは主人公の三人が本当に魅力的!モフモフを愛するマイペースな少年ムルに、常識人と見せかけて水の蜂のことになるとちょっと暴走してしまう美青年チャッタ、そしてヤンチャそうに見えて意外と常識人のアルガン。ネタバレになってしまうので詳しいことは書けませんが、三人ともそれぞれ持つ能力や役割が綺麗に分担されており、三者三様に活躍してくれます。この掛け合いがまた読んでいてとても楽しい!ムルはのんびりマイペースに見えて思いやりのある優しい子で、チャッタは常識的で立ち居振る舞いも穏やかな美青年ですが大好きな水の蜂のことになると周りが見えなくなる。アルガンは結構いじられキャラ…とそれぞれに意外なギャップもあり、文字しかない小説の世界なのにキャラクターが明確な違いを持って脳内でいきいきと動いてくれます。序盤からキャラクターの解像度が読者に高く伝わるのもこの作品の魅力です。
もちろんバトルシーンも豪快で映像になるシーンばかり。キャラクターによって使う能力がはっきり違うので、お互いを補佐しあったり、共闘したり、映えるシーンと共に熱くなる展開が続きます。章ごとにエピソードがまとまっているのも読みやすい理由の一つ。
最新話まで読了しましたが、謎の種族水の蜂の
ことや、三人の過去、強敵の存在が判明しつつあり、ますます面白くなっている所です。
熱くなれる物語をお探しの方、いくつもの伏線が散りばめられたストーリーをお求めの方、キャラクターものの小説が好きな方に間違いなくおすすめできる良作です。
「砂漠を旅する」と言うロマンチックなシチュエーションから心躍ります。
見目麗しく人当たり柔らかいチャッタ
ぶっきらぼうでも時に熱く時に優しいアルガン
少し天然で、だけれども戦う時はとても強いムル
そして癒しのモフモフ
3人の青年と1匹のモフモフが水の蜂という種族を求めて旅します。
3人の関係性が読んでいて時に楽しく、切なく、それでも前を向こうと明るく心を照らしてくれます。
そしてなんといっても作中に登場するアクションシーンは一つ一つがとてもカッコいい!
読んでいると映像で流れてくる鮮明な文章が巧妙!
戦闘シーンの流れや、その中で発せられる登場人物の言葉に魅せられます。
「ここでこう来るか―!」とテンションMAX!
物語はところどころに伏線のようなシーンがあり、これがどう回収されていくのかとても楽しみです。
(現在第2章まで拝読です)
後半からはさらに複雑に糸が絡まっていきそうな予感に胸が高鳴ります。
彼らの旅の先にある真実は。
ぜひ共に見届けましょう!
その砂漠にはかつて、「水の蜂」という種族が在りました。彼らは水を産み出し人々に与えていたのですが、およそ数百年前に滅びたとされています。このお話は、渇いた砂漠を舞台に、三人の訳アリな青年とお供の(?)モフモフ毛玉さんが「水の蜂」の痕跡を追う物語です。
砂漠という特殊な環境に対する描写力、特殊能力を駆使した迫力のある戦闘シーンに、時に笑え時に胸に迫るストーリー展開と、魅力を語り始めればきりがありません。ですが、あえて一つお気に入りを挙げるのならば、個性豊かな登場人物たちだと思います。
メインキャラクターであるチャッタ、ムル、アルガンの三人は、性格も三者三様。思考回路の異なる三人が会話を始めると、絶妙な噛み合い方にくすっと笑えます。モフモフも良い合いの手を入れてくれます。彼らの旅に、この子の存在は欠かせません!!
ですが、それだけではないのです。
それぞれの人物が抱えている過去がしっかりと練られていて、深みがあり説得力のあるキャラクター設定となっています。
現在四章を拝読しておりますが、彼らの過去を知れば知るほど、三人+モフモフが好きになっていきますね!
設定がしっかりとした少年漫画がお好きな方々、イケメンが活躍する物語がお好みの皆様などには、特におすすめです!
ぜひご一読くださいませ。
あらすじなどは本作のものや他のレビューにしっかりと書かれているので、そちらを参考にしてください。
三人称でテンポよく進む物語。1つ1つの描写が丁寧で精緻に描かれており、本作の熱く乾いた砂の舞う空気感──砂漠を存分に味わうことができます。ただの日常描写をとっても日本とは違ったオリエンタルな異国情緒が常に感じられる。私にとっての目新しさもあって、すいすいと読み進めることができました。
そんなオリジナリティのある乾いた異国の雰囲気もさることながら、本作の魅力はやっぱりキャラクターたち。
主要となる3人は揃いも揃って美男。オタクだったり、大食いだったり、天然マイペースだったり…。それぞれの性格に一癖も二癖もあって、キャラ立ちしている。また、そうした“属性”だけに頼るのでなくそれぞれの過去や秘密も工夫されていて、人間的な厚みがある。おかげで1人の人物としてそこに居ました。
そうして、個性があり、価値観の違いがあるがゆえに、ただの会話にも深みがあって、面白い。考え方の違う3人の小気味よいやり取りもまた、本作の魅力でしょう。
しかし、そんな彼らもやるべきときはやるんですよね。戦闘では各々の持てる力を持ってして敵を討ち倒して行く。先に上げた丁寧な描写のおかげで情景がありありと浮かび、時に熱く、時に涼しさすら感じるような、正しくファンタジー溢れる戦闘シーンも本作の見所です。普段はバラバラな3人がこの時はきちんとまとまる。その格好良さにグッと・キュンとくること間違いなしです。
こうした点は、いわゆるキャラクター文芸と呼ばれるものに近しいものでしょうか。本作の場合はそこに「水の蜂というミステリアスな種族の謎を追う」という太い背骨と描写という肉があって物語性がある。気づけば引き込まれている世界観でもあるため、感動的なシーンもよく映えていた印象でした。
行く先々で待ち受ける、新たな出会いと騒動。ともに行くのは頼れる仲間と、手触り極上のモフモフ生物。頬を叩く砂の風と乾いた熱気に当てられながら探すのは水の蜂の謎。知的好奇心を追い求めるという意味でもその構図はなんだか、“潤い”や“オアシス”を求める旅路のようで砂漠という世界観にピッタリでした。
タグにもあるように、ある種少年漫画のような読みやすさと共に描かれる、3人の美青年+1体のモフモフが行く砂漠の旅。イケメンたちのブロマンスが好きな方はもちろん、オリジナリティであったり、地に足付いた世界観を求める方にもオススメしたい。描写とキャラが際立った、魅力あふれる作品です!
砂漠の国にはかつて、『水の蜂』と呼ばれる種族が存在していた。
水を産み出し、人々に水を与えていたというその存在は、およそ数百年前に滅びたとされている。
この水の蜂はタイトルにもなっていますので、とても重要な存在です。
読み進めれば進めるほど、不思議な世界へ誘われます。
その幻の種族の痕跡を追いかける3人がメインキャラクターです。
水の蜂の学者・チャッタ。
フードを常に被っている生意気な少年・アルガン。
とても綺麗な瞳を持つ無口な青年・ムル。
そして、モフモフもおります!
すごくですね、クセが強いです(笑)
だからこそ、一緒に水の蜂の謎を追いかけている気分で物語を楽しめます。
みんながみんなかっこよく、そして抱えているものがあります。
3人の絆が、バトルや旅の描写で現れていて、胸が熱くなる作品でもあります。
彼らの謎も解き明かされるのがとても楽しみです。
ただいま公開されているのは第四章まで。
砂漠の国が舞台の異世界歴史ファンタジーですが、世界構築がしっかりなされているので、どっぷり浸かれます。
皆様も是非、彼らと一緒に水の蜂の真実を追いかけてみて下さいね。
それぞれの運命を胸に秘め、少年たちは砂漠を旅する。時には心温まる物語あり、時には嫌な敵と戦うことあり。困難な状況を物ともせず少年たちは今日も旅を続ける……
チャッタくん→陽キャで可愛い
ムルくん→謎キヤで可愛い
アルガンくん→強くて可愛い
語彙力不足で可愛いしか書けませんでした。それくらい少年たちの機微が可愛いです!オマケにモフモフした小動物まで登場してどうしたら良いんだ!?
失礼、取り乱しました。
情景もバトルもとても綺麗な文章で描かれており目を瞑ればキャラが活き活きと動くよう!そして徐々に明らかになる謎に惹き込まれます。
可愛いキャラ好きの方に是非ともオススメしたい秀作です!
タイトルの『水の蜂』とは、数百年前に滅びたとされる種族。水を生み出し、人々に水を与えていたという謎めいた存在を巡り、学者とその連れ、三人の若者たちがいわくのある地を訪ねゆく旅冒険――というのが物語の序盤です。
舞台となるのは砂漠化した地であり、水溜めやオアシスといった水源が非常に貴重な世界。砂漠の町に住む少女ティナは、職場である料理店で変わった旅人と出会います。思わず息を呑むほどの美貌、艶やかな声、そして『水の蜂』について語るときの熱っぽさ。
とめどなく紡がれる話を遮ったのは、どこからともなく飛び込んできた謎の毛玉(生き物っぽい)でした。「にょ」という不思議な鳴き声のソレと、風変わりな旅人たちとの出会いはやがて、ティナの抱える過去へとつながってゆき――。
タイトルはシンプルですが、登場するキャラや舞台と設定はとても個性的で、ぐいぐい読んでしまう魅力があります。
オタク気質の美人学者、毛玉を愛する無口な青年、生意気なのに繊細な少年、とメインは主に三人。&謎の毛玉。背景も個性もバラバラな三人プラス一匹が、仲良くも喧嘩したり慰め合ったりと、わちゃわちゃしているのが楽しくて。
また、訪れた場所で現地の人と交流を持ち、起きた事件を解決してゆく流れは、連作短編に近く読みやすいです。
とはいえ、物語の背後には大きな謎が横たわっており、不穏の影も差し始めています。『水の蜂』は本当に滅びてしまったのか、各地でうごめく陰謀の陰には何があるのか。
真相を見届けるためぜひ、この機会にご一読ください。
少女が出会った旅人は、水を司り、時には生み出すことができたと伝わる種族『水の蜂』を知りたくて旅をしている。
ひょんな縁から少女は寝る所を提供し、町を案内していたところ、水が消えるという事件が起きた。
問題を解決するため旅人が動き出したので少女も一緒についていくと、そこには――
旅人は三人いますが誰もが個性的。自分に合った役割を自然とこなしていてチームワークが良いことが、会話や行動からわかって爽快感があります。
厳しい旅になることが予想されますが、この三人なら楽しく旅を続けられるのではと期待してしまいます。
私が読み終えた時点では仮完結となっていて、旅の序章を読んだ感じでした。物語の途中でのレビューとなってしまいますが、これからさらに広がりそうなので続きが楽しみです。
砂漠の国で暮らす少女・ティナ。彼女は亡くなった母親の形見のペンダントを身に着けているものの、そこに複雑な感情を抱いています。
ある日、彼女が働く食堂に風変わりな麗人の旅人が立ち寄ります。その麗人の目的とは――。
乾燥した砂の国の描写と貴重な美しい水の描写が素晴らしいです。読んでいると、本当に砂漠で綺麗な水に出会ったかのように心が潤されました。
ヒロインのティナが出会う三人の男性はまさに三者三様のイケメンです。
彼らの活躍と掛け合いはとても楽しいので、ぜひ読んでみてください。
きっと三人の中にお気に入りが見つかることでしょう。
ちなみに私はムルがお気に入りです。
無口で天然な不思議ちゃんかと思いきや……うん、これもぜひぜひ読んで確かめてくださいませ!
舞台は砂漠のとある町。
そこに住む少女ティナは、ある日三人の旅人と出会う。
美貌の青年チャッタ、口は悪いがしっかり者のアルガン、触感至上主義の不思議な青年ムル。
彼らの目的は、かつてこの乾いた大地で水を生み出したという種族――水の蜂、だった。
異国情緒溢れる風景描写は丁寧で、読んでいる間に乾燥した砂漠の空気が感じられるような気さえする。
また、ティナだけでなく旅人三人にもそれぞれ複雑な事情と秘密があり、それらが明らかになるシーンは読みながら切ない気持ちになってしまった。
だが、彼らの魅力を語る上で外せないのは何といっても戦闘シーンである。
こちらは町の情景とは一転して息を呑むような迫力があり、カッコよく戦う彼らにはきっと胸が踊ることだろう。
三者三様のイケメン達と一緒に、滅びた種族の伝承を巡る本作、是非とも読んでみてほしい。
砂漠で暮らす少女ティナはある日、旅をしている三人の男性に出会います。
美貌の持ち主で、「水の蜂」について調べている青年チャッタ。
頭にフードを被った、小生意気な性格の少年アルガン。
探し物をしているという、無口な青年ムル。
三人に出会ったことがきっかけで、ティナの運命は大きく動いていきます。
登場するキャラクターは個性的で、思わぬ行動に驚き、笑ってしまうことも。
物語のキーワードとなっている「水の蜂」がいったい何なのか。謎が徐々に明かされていくストーリーにも惹き込まれていきました。
そして、白熱のバトルシーンは、カッコ良くて、読み応えたっぷり!
砂漠で織り成される、水を巡る物語。ぜひ、最後まで読んでみてください!