渇いた世界に残された、「水の蜂」の痕跡を追え!

その砂漠にはかつて、「水の蜂」という種族が在りました。彼らは水を産み出し人々に与えていたのですが、およそ数百年前に滅びたとされています。このお話は、渇いた砂漠を舞台に、三人の訳アリな青年とお供の(?)モフモフ毛玉さんが「水の蜂」の痕跡を追う物語です。



砂漠という特殊な環境に対する描写力、特殊能力を駆使した迫力のある戦闘シーンに、時に笑え時に胸に迫るストーリー展開と、魅力を語り始めればきりがありません。ですが、あえて一つお気に入りを挙げるのならば、個性豊かな登場人物たちだと思います。

メインキャラクターであるチャッタ、ムル、アルガンの三人は、性格も三者三様。思考回路の異なる三人が会話を始めると、絶妙な噛み合い方にくすっと笑えます。モフモフも良い合いの手を入れてくれます。彼らの旅に、この子の存在は欠かせません!!
ですが、それだけではないのです。
それぞれの人物が抱えている過去がしっかりと練られていて、深みがあり説得力のあるキャラクター設定となっています。

現在四章を拝読しておりますが、彼らの過去を知れば知るほど、三人+モフモフが好きになっていきますね!

設定がしっかりとした少年漫画がお好きな方々、イケメンが活躍する物語がお好みの皆様などには、特におすすめです!

ぜひご一読くださいませ。

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