一味も二味も違う、呪術広がる青春小説

読ませて頂きました!
こちらは除霊を軸に、スケールのある恋模様を描いた短編。スタートから強烈な呪術の一つ『蠱毒』が出てくるので、読書にガツンとインパクトを残します。自分もこれを題材に長編小説を書いた事があるので、ニヤリとしました。この設定で短編に落とし込めた構成力には感服です。

難解な霊能を題材としながらも、まとまりが良いので読み易く、等身大の青春はそこに存在していてキッチリ恋愛短編として読めるのがこの作品の魅力です。

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