「やりたい」や「楽しそう」ではなく「損したくない」で動く人はいます。きっと不安だからだです。安全に穏やかに生きたいという気持ちはわかります。「でも、これでいいのかな」と思うのなら、本当にやりたいことを見直した方がいいのです。これからAIが普及します。どう付き合っていくのか、考える良いきっかけになりました。
哲学的なテーマの小説でした。
面白い発想でひきこまれました。物語の展開も素晴らしく、目が離せませんでした。イメージができやすい分、くるものがありました。
もしも自分も人生攻略サイトを使えたら……? どうするだろう。決められた道なんてつまらない、なんて言いながらも、結局は頼りきってしまう気がする。だって言うとおりにすれば成功が約束されているのだから。現実でも、誰かの言う通りにしか動かない人もいる。この作品はそうした人に対する皮肉もはらんでいるように思える。最初は面白いな、こんなものがあったらいいな、と思って読んでいたのですが……。その裏に隠されていたものを知って、身震いしました。ただの「もしも」の話じゃありません。ぜひ読んで真実に触れてください。
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