蹴られたあと

 世間には、外出するだけで鳥のフンが頭に落ちる人間がいる。本作は主人公の頭が、いや身体全体が様々なフンにまみれた状態から始まる。

 戦国時代の因縁と異世界の魔王が絡んだ累に巻き込まれた主人公が、我が身の不幸をボヤく内にいつの間にかたくましくなって、ついでにかわゆい幼なじみまで✕✕が✕✕して✕✕になるという恐るべき展開になる。それを✕✕するために✕✕を用いるところに本作の真骨頂がある。

 しかし、あの✕✕は諸刃の剣だろう。たとえば聖女を浴場で✕✕したときに実行すれば何度でも✕✕できるが、そのためには悪魔の子の✕✕を✕✕しなければならない。それも一興か。一興じゃない。

 いずれにせよ、作者が読者を楽しませようとするサービス精神が✕✕にならない程度に熱心なので安心して読んで欲しい。できれば自分だけがいる場所の方が差し障りないだろう。✕✕。

 詳細本作。