概要
――約束だ。いつか、一緒に海を見に行こう――
月籠の夜、夜空の下で目を覚ました青年トモリは、己の記憶を失っていた。覚えていたのはひとつだけ。誰かと海へ行く約束をしたこと。青年は傍にいた少年、ニシェと共に海を目指す。
その旅路の終わりに、ニシェは問う。
きみは、人魚を覚えているか? と。
そこで語られる、人間と人魚の許されざる交わりの昔語り。
これは愛(かな)しい君への約束と、哀(かな)しい君への別れの物語。
その旅路の終わりに、ニシェは問う。
きみは、人魚を覚えているか? と。
そこで語られる、人間と人魚の許されざる交わりの昔語り。
これは愛(かな)しい君への約束と、哀(かな)しい君への別れの物語。
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