ああそうだよ!こういう幼馴染が欲しかったよ!!文句あっか?!

他に言うことありません。
ええ、最高でしたよ。幸せ過ぎて自分の人生に反動来るくらいには……。



人間同士の関係って、一回固まってしまうと壊れるのは簡単な癖に発展するのはめちゃくちゃ難しい。時が経つほど居心地のよさとそれを失う怖さで身動きが取れなくなっていく。

「幼馴染シンドローム」と名付けられたぬるま湯のような関係は、別の関係性に進むべきという妙なプレッシャーに、ほんのり焦りを帯び始める。


でも、そんな二人がたどり着いた結論は、「幼馴染」でい続けることだった。
彼らの今までとこれからを、彼ら自身の言葉で再定義してみせたのだ。
それは、この二人にしかできない、解決方法だったと思う。

二人はこれからもずっと幼馴染でい続けるのだろう。
その言葉の意味を伸縮させながら、二人はともに時を過ごすのだろう。

その営みを、多分人は青春と呼ぶ。

上質な青春小説でした。ありがとうございます!

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