4‐5への応援コメント
ごきげんよう、完結おめでとうございます、そして今日まで楽しませて頂き、本当にありがとうございました(ステータスは連載中、ですが、完結ですよね?)。
そうか、白亜紀の動植物は、現代の地球の気候は適応できないのか。
それでも、過去に捉われて一緒に先祖返りしてしまう動植物(昆虫も、なんですね)や人間達。
渡会さんも過去へ戻る様子、けれど静馬さん、ニカさんは大丈夫そう。
本文中では明らかになりませんでしたが、過去、幸せだったあの頃に戻りたいと願い祈り、けれどそれは果たせないのだ、辛くとも、悲しくとも前へ進むしかないのだと覚悟(というよりも諦念を伴った執念なのかしら?)を持った人間だけが、変化を拒めるのかもしれないな、とふと、思いました(きっと違っているのでしょうね、ごめんなさい)。
何より、「東京」という歴史を積み重ねた、様々な事件や事象を呑み込み続けた土地自体が意識をもっているのでは、という推測には、背筋がゾクリとするような静かな衝撃を受けました。
こんなに上質なSF作品、そして心理劇を楽しめたことは、本当に望外の喜びでした。
ありがとうございました。
作者からの返信
完走していただきありがとうございます!
実は主人公たちが無事な理由に関してはあえて明言せず、考察の余地を残していたのですが……なかなか鋭い考察です!
何が正解なのかは伏せておきますが、その考察も一つの可能性としてはありです。
あらためて、ここまで長い作品を読んでくださり、本当にありがとうございました!
4‐3への応援コメント
ごきげんよう、渡会さんの紡ぐ言葉や会話が、知性ある大人の、一般常識を持った大人の思考や心理の動きとして、とてもリアルに感じられます。
渡会さんと違って、大切なひとを亡くすという哀しみに囚われた静馬さんの想いとの擦れ違いが、悲しいけれど自然と胸に収まり易いですよね。
会話劇としてもとてもリアルで、けれど予想が出来ないストーリーの動きもあって、ドキドキしてしまいます。
静馬さんの作戦、ここで不調で置き去りにしたバイクの出番なのかしら?
作者からの返信
いつもありがとうございます。
自然な会話を心掛けているので、お褒め頂き本当にありがとうございます。
明日で完結しますので、是非最期までお読みください!!
4‐2への応援コメント
ごきげんよう、ううん、猫屋敷さん、やはり絡んでしましたか。
でも絡み方がもう、子悪党みたいな、だとすれば黒幕でもなんでもなく、しかし引き金を落としたのは彼女という、やりきれなさ。
でもここで彼女にこのまま東京を脱出させたら、脱出先でも白亜紀がやってくることになりますね。
というか、転売した先でも同じことが起こっているのかもしれませんね(東京以外は大丈夫、とうのは楽観過ぎる感じかしら?)。
ここまで古代の獣が入り込んでいる様子。ニカさんも大丈夫なのか、心配です。
そしてそれ以上にきになるのが、変質する・しないの条件ですね。
猫屋敷さんも変質しなかったのなら、主人公、ニカさん、渡会さん、猫屋敷さんの4人に共通する要件。
ドキドキしながら次回をお待ちしていますね。
4‐1への応援コメント
ごきげんよう、猫屋敷さんも変質してしまいましたか。
なんだか彼女が一枚噛んでいるように思っていたのですが、違った様ですね(やっぱり残念だったか、私)。
主人公や渡会さん、ニカさんが(現時点では)変質しない条件。
それが判れば人類を助けることが出来るのかも、ですが、渡会さんが主人公やニカさんに比して情報が少ないので特定は難しそうだし、、判ったとしても、もう手遅れなような気もしますね。
こんなに静かで、しかもスムースな滅び、誰もが予想だにしなかったでしょうね。
先祖返りは、ひょっとしたら数ある人類滅亡のパターンの中では、いちばん穏やかで救いのある方法なのかも、なんて思ってしまいました。
3‐4への応援コメント
ごきげんよう、植物ですら、人間の持つDNAの先祖返りだったんですね。
DNAの持つ原初の記憶の話は聞いたことがあるのですが、モドリバナは寡聞にして知りませんでした。
でも今のところ、どんどん浸蝕してきているものの、全員が戻ってしまった訳ではない様子。でも先祖返りに加えて、肉食獣に戻った場合は二次被害(?)もあり、東京壊滅はこのままでは避け難い様子ですね。
静馬さんが、今度は逆にニカさんを諭すところは、本当に大切なものを失って「虚無の日常」を遣り切れないと感じ、戻れないのなら「時間を止める」選択をした静馬さんならではの思考の到達点にも感じられますね。
ニカさんは逆に、現時点で初めて「あの夏」を経験した静馬さん状態と思われますから、静馬さんとニカさんの会話がとても自然に納得することが出来ました。
本当にプロットが巧みで論理的に進んでいくので、純粋に物語の没入できるなぁと感動しています。
作者からの返信
ありがとうございます
謎がだんだんと明らかになってきましたが、まだまだ続きまず。
是非最期まで物語を見届けてください!
3‐2への応援コメント
ごきげんよう、とうとう、植物に続いて、しかも人に害為す可能性のある生物として異変が顕現しましたね。
猫屋敷さんとの会食から部屋に閉じこもっている間に、世界は静かに異世界へと変貌を遂げていたのでしょうか。
ゴルゴノプス(さっきwikipediaで見てきました、こんなのが押し入れにいたなんて恐ろしすぎますね)は、岡安さんの変貌した姿なのでしょうか。
それとも、猫屋敷さんが言っていたように、白亜紀の植物が現代東京の植物と入れ替わったように、生物もまた現代東京の「生物」(ひょっとして、人間も含まれる?)と入れ替わって出現したのでしょうか。
ニカさんがニカさんとして静馬さんの前に再び訪れたのが、まるで奇跡のような。
猫屋敷さんのくれたゴディバ、岡安さんの部屋にもあったようですが関係あるのかしら?
もう緊迫感とストーリー展開の心地よいテンポが半端なく凄いですね。
次回もドキドキしながらお待ちしていますね。
2‐4への応援コメント
ごきげんよう、あの夏、が明かされましたが、辛く哀しい出来事に静馬さん、縛られていたんですね。
忘れる忘れないじゃない、という彼の胸の底から絞り出すような、まるで吐瀉するかのような苦し気な、静かな叫びが、悲しいです。
ニカさんには辛い結果になりましたけれど、これは静馬さんを責められないなぁ、と思ってしまいます。
ニカさんにすれば、もどかしかったのだろうな、立ち竦んでしまっている大好きな人の姿が哀しくて見ていられなかったのだろうな、とは思えますが、凍り付いた心と想いを融かすのは時間が掛かります。
せめてふたりがこのままで終わってしまうことがないように、と願ってしまいます。
作者からの返信
ありがとうございます
一つの謎である「あの夏」の真相が分かりました。
これからこの二人がどうなるのか、そして東京がどうなるのか是非お楽しみに!
2‐3への応援コメント
ごきげんよう、ついに手がかりが掴めましたね、と思ったら、静かに恐ろしい状況が進行中の様子。
ニカさんが躓いた大きな糞が、嫌な予感を醸し出しています。古代植物だけでないとしたら、それはどこから来たのかしら?
武蔵野周辺で起きている連続殺人とも関係がありそうな気もしますし、何より、ニカさんの推理というか行動自体がなんだか静馬さんを誘導しているような気もしてきました。あまりにもクリティカルな指摘、とある答えに彼を誘導したいのかも、と勘繰ってしまいそうになりました。
この、物語が展開していくにつれて、異様な恐怖が足元にじっとりと纏わりついていく感じが、ゾクゾクしてしまいますね。
次回もドキドキしながらお待ちしていますね。
作者からの返信
いつもありがとうございます!
いよいよ、物語が動き始めました!
ニカの行動に何か裏があるのか?そして、謎の現象の真意とは?
これからますます面白くなりますので、是非続けてごらんください!
2‐2への応援コメント
ごきげんよう、ニカさんが狂言回しなのかしら?
静馬さんの行く先々で偶然を「装い」ランデヴーする彼女、話す内容はともかくとして、口調も、会話のテンポも何やら裏があるようにも感じられますが、これがミスリードなのか、今のところ判りませんが、ストーリーの展開的には素敵なやり取りですよね。
度々出てくる「あの夏」がどうやらかなり陰惨な事件だった表現ですね。
岡安さん失踪と、周辺で連続しているらしい殺人、それに「あの夏」が絡んでいる様子ですね。
太古の植物がすべてに絡んでいるのかしら、などと面白くて妄想が捗ってしまいます。
作者からの返信
ありがとうございます。
登場人物の会話や様々な描写にあらゆる伏線を潜ませていますので、是非考察しながらお楽しみください!
2‐1への応援コメント
ごきげんよう、ああ、あり得ないはずの植物が発見されただけで岡安さんは行方不明のままなのですね。
DNA情報の欠損があるのを復元したのかしら?(復元できるものかどうかも判りませんが)静馬さんの話だと、植物へかける情熱が相当ある方のようですがそれでも、難しそうですね。
何十年か前、弥生時代(縄文時代だったかしら?)の花の種が発芽した、というニュースがあったらしいですが、白亜紀といえばそんなのと比べ物にならないくらいの大昔、しかも氷河期とかを間に挟んでしまってますものね。
でも、発芽を成功させた岡安さん。
なにかその過程でとんでもないものを見付けてしまい(気付いてしまい?)それが失踪に繋がったのか? いろいろと考察が楽しい物語です(考察と呼ぶのも烏滸がましいですが)。
それに教授も言及された、静馬さんの「あの夏」も気になりますね。
1‐2への応援コメント
ごきげんよう、新連載おめでとうございます。
静馬さん、ニカさんの会話(主にニカさん)がクールでお洒落で、なんだか素敵だな、しかも会話のキャッチボールだけで踏みとどまっている感じがしなくて、ちゃんとストーリーが転がっているように思えて楽しく拝読させて頂いています。
「あの夏」がどんな夏だったのか、何が起こったのかは未だ判りませんけれど、岡安さんの部屋での「現象」とどう絡むのか、緊張感が一気に溢れ出した第二話の展開が素敵でした。
これからも楽しませて頂こうと思っております。
作者からの返信
ありがとうございます。
本作は会話劇も重要な要素の一つなので、是非その辺りも楽しんでいただけると嬉しいです!
4‐5への応援コメント
ケツァルコアトルスをチョイスするところが渋くていいですね。あの化け物じみた歪なシルエットの生物のインパクトが、反って緊迫した場面を文面から思い描くことに一役買っているなと感じました。
それだけでなく、存在するはずのないノスタルジーに囚われた人間模様の描写が、もどかしくも美しい人間賛歌を感じました。特に好みだったのは、それに音楽を絡めていたところです。
メタ的に言ってみれば、白亜紀に惹かれること自体がそれそのものなのですね。
作者からの返信
ありがとうございます!
いつかケツァルコアトルスと戦う小説を書いてみたいという願望が一つ叶いました。
仰る通り、音楽も本作では重要なファクターとして機能するよう、構成してみました。登場する音楽を聴きながら楽しんでいただくのも一つの手かもしれません