概要
氷の下の心理戦。音を頼りに行動する潜水艦が繰り広げるドラマ&化かしあい
出汁濃度および麺選択における志向性に端を発する冷戦――通称〈きつねたぬき戦争〉――は、25世紀初頭には世界規模に拡大していた。威信と存続をかけた競争の舞台は月、火星、木星、土星に、そして今やここ土星の第2衛星「エンケラドス」にまで達していた。
これは維持と名誉をかけた、ケモ耳潜水艦乗りたちの熱き戦いと友情の物語である。
これは維持と名誉をかけた、ケモ耳潜水艦乗りたちの熱き戦いと友情の物語である。
いつも応援ありがとうございます!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!宇宙戦争のカギは「赤いきつね」?
エンケラドスという単語だけ見てくいつきました。お揚げを見せられた狐みたいに。
エンケラドスとは土星の衛星です。その海で繰り広げられる潜水艦同士の一騎打ち。
関東と関西の、出汁と麺に関する対立に端を発した<きつねたぬき戦争>は、遠く外惑星系まで拡大。遺伝子操作を受けたケモ耳戦士たちが、丸かったりとがったりする耳をひくつかせて、ソナーの感を待つ!
全編に遊び心が散りばめられ、洒落や言葉遊びが満載。光なき深海で、二隻の潜水艦がきつねとたぬきの化かし合いともいうべき雷撃戦を繰り広げる。
果たして勝つのは、レッド・フォックスか? それともたぬき艦長のミドリか?
そして、この激戦の果て…続きを読む