素晴らしい!

私はこの40年来、鉄道がらみの書籍はたいてい読んできました。
しかし、昭和戦前の食堂車の光景を、かくも見事に描き切って物語にされた作品は、初めてです。

獅子文六氏の「七時間半」を拝読したことがあります。
これは1959年の特急「つばめ」の食堂車乗務員らをモデルにした作品。
かの文豪の作品以上の読み応え、確かに、ここにあります。

鉄道ファンだけでなく、そうでない方にも、ぜひ、ご一読いただきたい。

 文責 岡山大学鉄道研究会OB 米橋清治(ペンネーム:与方藤士朗)

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