ノスタルジアとユーモアと

美味しそうでした、お料理が!
コロナ禍以前は、ご当地列車が地域活性化に一役かっていましたが、
昭和初期にもあったとは。

そして、ハプニングに次ぐハプニング。
それも、ただわちゃわちゃしただけのアクシデントではなく、
登場人物全員の首が飛ぶかもしれない適度な緊張感。

また、いちばん感動したのは、筆者の確かな描写力。
僭越ながら、確かなと申し上げさせて頂きます。
列車食堂内、働く人々、言葉遣い、所作に至るまで、この時代の世界観を崩す要素が何もない。
堪能させて頂きました。
レトロモダン、大好きなんですよ。

そこはかとなく国営放送の朝ドラを彷彿とさせるような空気感。
良質な短編です。

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