もう何といってもキャラクターが最高のやつ。
- ★★★ Excellent!!!
このシレアシリーズ(に限った話じゃないけど)の何が良いって、もちろん行ったことなんてないはずなのに(何せ異世界であるからして)、容易にその風景を思い浮かべることが出来ちゃうような風景描写の素晴らしさですとか、しっかり作り込まれた世界観ですとか、それとあと!
あと!
キャラクターですとか!!!
キャラクターですとか!!!(大事なことなので二回書きました)
いや、私ね、正直なところシリアスな作品って書くのも苦手なんですけど、読むのも苦手なんですよ。理由は一つ、頭が馬鹿だからです。あんまり固いお話ですと、もう全くついていけなくなっちゃうんですよ。
ですけれども、このお話はライトなシリアスと言いますかね(あくまでも宇部基準です)、読めちゃうんですよ。
違いますよ、馬鹿でもわかるとかそういうことじゃなくて。そこまでガチガチに固くないんですよ。描写はきれいだし、ハラハラドキドキの展開もあるし、ちょっとふふって笑ってしまうところもあって、そんで何よりキャラが良い!(言い回しは違えど三回目)
何?
この兄妹マジで何?!
いや兄妹だけじゃないぞ、おい、従者までどうなってんだおい!
責任者出て来――、あっ、違います、殿下ではなくてですね。あなたが出て来ると王女様と従者がついて来ちゃうから。
ごくりと固唾を飲んで見守るべきシーンのはずなのに、兄と妹がキャッキャし出したり(宇部にそう見えているだけです)、従者とキャッキャし出したり(宇部にそう見えているだけです)してもう、ニヤニヤが止まらないんですよ。おかしいな、いま私はシリアスなファンタジー小説を読んでいるはずなんだが!?
ただですね、コメント欄を見る限りですよ、どうにもこれ私だけじゃないんじゃないかな、って疑惑がね?いま私の中で持ち上がってて。
あれ、もしかして、このキャラ達に殺られた(ハートを射抜かれた的な意味で)人、結構いるんじゃない?って。
書き手としてはですよ、描写とか、ストーリーとかを褒められるのはもちろん嬉しいんですけど、キャラを好きになってもらえるのって、めちゃくちゃ嬉しいんですよ。書き手としては、なんて書きましたけど、私だったらめちゃくちゃ嬉しいやつなんですよ。
なので、もし「我、このキャラを推したり!」なんて思った方はですね、もうほんと遠慮なくコメントでその熱い思いをぶつけていただけたらな、ってね。作者でもないのに思うわけです。いやマジで仲間を増やしたいんですよ。
異世界転生とか、チートでハーレムで色んな種族の美少女から次々と求婚されるとか、実はなんかすごい力があるんだけどなんやかんやでパーティーを追放されたりとか、そんでその後ザマァな展開になるとか、そういう話ではないんですけど、そればかりが異世界ファンタジーじゃないんです!
上記の異世界ファンタジーにちょっと飽きてきたな、って方!
ここにね、それに該当しない素敵なファンタジーがあります!