あなたはあなたの心の赴くままに生きればいい。

特別な恋愛をされた作者様のエッセイです。
読み終えてから、どんな言葉をかけたらよいか分からず、しばらく考えてしまいました。
文才があり、フィクションだって書ける作者様が、なぜ身を切るような思いをしてまで自身の体験を語りはじめたのか、ずっと疑問でした。
最後まで読み終えて、一番感じたことは、「この作者様は理解者を求めてるのではないか?」ということでした。
作品からは『愛』についてのメッセージが伝わってきて、なるほど共感を覚えるものでした。
ただ、個人的に、それ以上に浮かび上がってきたのは作者様像でした。
真面目で、聞き分けがよくて、言いたいことも言い出せずに胸の内にそっと飲みこんでしまう優等生。お会いしたことはありませんが、そんなタイプの方なのかな? と思いました。
そして、与えられた愛の意味も価値も分かるから、感謝の気持ちを常に抱き、愛を裏切ることに引け目や罪の意識を感じてしまう、そんな優しい心を持った方なのだと感じました。
でも、罪の意識を感じることはありません。もちろん、自分を責める必要もありません。
お相手も繊細でしたでしょうが、作者様もまた繊細です。
上手く言葉にはなりませんが、励ましたいと思い、こうしてレビューを書かせていただきました。
将来きっと作家になられる方だと思います。
あなたはあなたらしく、心の赴くままに進めばいいと思います。
今回の経験があなたの人生を豊かにし、あなた自身が美しい花を咲かせる糧となりますように。
……長く書きすぎたでしょうか。失礼なことがあったらごめんなさい。
この先さらに夢色に輝く素敵な人生を歩まれますよう、お祈りしています。

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