金の路をまもる者

侵略者に追われ、故郷を出てきた九人の《黄果》たち。彼らは散り散りになりながらも、次の立夏、《无仙城市》の港での再会を約束していた。
鉄（くろがね）もまた、ひとり追手を引きつけ、街を転々としていた。しかしついに侵略者の《梟族》に見つかりもはやここまでと覚悟を決めた瞬間、彼の腕を引き、追手の毒牙から引き離す男がいた。
見知らぬ男は佐多明（さだあき）と名乗り、「俺はお前の味方だ」と鉄に告げる。いぶかしみながらも鉄は佐多明について、无仙城市へと入る。
――約束の立夏の日まで、残り七日。


※いずれ同人誌として電子化・書籍化を予定している作品です。本投稿は下書き＆ペース配分＆モチベーション維持のために行っているため、予告なく設定や固有名詞（特に人名）、また全体の構成が変わることが予想されます。
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