小春日和の在りか

 端的に言ってクズとしか思えない両親の尻ぬぐいをさせられる主人公。やって(やらされて)いることはまさに尻ぬぐいだ。貯金をいくら残したか知らないが、そんなものは免罪符にならない。
 さらにやりきられないのは、こうした類は今後増えこそすれ減りはしないだろうということだ。
 そんな日々にもへこたれずに黙々と家族の面倒を見る主人公には敬服の一言あるのみだ。
 せめて、ささやかな癒しをその一杯で得て欲しい。
 詳細本作。

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