転生したので【孤高】を目指す どうやってそんなに強くなったのか? そんなの【一人でずっと頑張ってた】からに決まってるじゃないですか

俺は生憎奏(あいにくかなで)、２５歳。
得意なことは、あんまりないけど、強いて言うなら「集団に馴染むこと」と「努力すること」の２つ。
それを除けば普通のサラリーマン。

連日残業続きで家にも帰ることができていなかった俺は、ついに過労で倒れてしまった。
倒れる間際に見た景色は、仕事場の天井。
「次のタスクはなんだったっけ―――」
結局過労死だった。
馴染むことは得意だったがその分いろんなことを頼られた。
努力することは得意だったがその分遊ぶこと休むことを知らなかった。

無念な死だった。

それを神も見ていたのだろうか、転生することができた。


次があれば自由に生きよう。
次があれば、自分のために生きよう。
次があればもっと努力しよう。


これは前世での後悔を種にして生きる努力家の物語。


※この物語はフィクションです