西域からの風と薫りが広げたロマンを感じる作品です

この小説は実在した作家が、いかに生きたか、そして、いかに人生を歩んだか、そんな軌跡を、まるでご本人の自伝かと、一瞬錯覚すら覚えてしまう、そんな小説です。

まだ戦後の空気が、色濃く深く日本を覆う中で、こんな人生を歩む決意は、推し量れぬ強さがないと無理でしょう。

素晴らしい芸術家と作家の物語です。

その他のおすすめレビュー

相ヶ瀬モネさんの他のおすすめレビュー164